私の釣り方

釣果よりプロセスを重視した釣り方をしていきたい。よって、型よりも、上唇に掛けて取った喜びの方が大きい。(んなことも無いけど。)雑誌で紹介されがちな関西や中京方面とは少し違った新潟における落とし込み・前打ち釣法の確立をしていきたい。

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@タックル・・・・・・・テトラからヘチに至るまでの私の繊細なタックルを紹介しています(#^.^#)

Aエサの落とし方・・・・オモリの選択にもかかわってきます。      

Bチヌの居るポイント・・図入りで解説しています。

Cエサの選択・・・・・・エサの長期保存法や細かいカニの種類にふれています。    

D真夏の落とし込み・・・暑さ対策についてふれています。

E2000年総括・・・ちょっと、古いですが、2001年年頭の僕の思考です。

 

上記の番号をクリックしてください。

 

 

タックル

テトラで使うロッド  

ダイワ 極 超硬4.2m〜5.3m   固めの竿が好み。
シマノHF5.3M〜6.3Mズーム
リョービVSR7.2Mを6.3M〜7.2M
ズームに改良  新潟は、波高の時に竿を出す事が多い。よって、安全に後方から竿を出せるよう長竿を使う。

ヘチで使うロッド

黒房 早技2.7m

リール

リョービ倍速

木駒リール
回転が滑らかである。ヘチ用。

ライン       

シガーエリオスのPEライン2号、ナイロンライン3号   テトラとヘチで使い分ける。

ハリス      

バリバスフロロカーボンハリス2号〜4号。とにかく、テトラの釣りは、ハリスが傷だらけであがってくることが多い。少しでも、丈夫なラインを選びたい。テトラは3〜4号、ヘチは2号をメインにする。

 

フック       

カニエサは、大きさ・掛け方によって使い分ける。プロ落とし込み10号から伊勢尼(10〜14)を主に使う。横掛けの場合はひと回り大きいサイズを使い、スッポヌケを減らす。

イガイは伊勢尼5号〜丸貝専用3号〜7号 これも刺し方、大きさによって変える。

オモリ       

ハリオモリ     カツイチの専用オモリ。1号〜5B

ラインにオモリ  鮎用ゴム張りガン玉。B〜0.5号(5B)、0.8号(6B)

ハリオモリ作成プライヤーは、ハリオモリの割れ目を深くすることができます。上図は、海津14号に5Bを付けました。フトコロが確保されています。海津ハリは上の場所につけると、落下姿勢が安定し、少々のことでは、ずれません。流れが複雑な場所では、ハリオモリをいちいち変えるのが面倒なので、ゴム張りガン玉を使います。常に写真のようにラインにオモリをはさめて、ベストにつけ使いやすいようにしています。なお、1番上のオモリは、4号のデカオモリ。流れが速すぎて底が取れない時に水深を測るときに使います。水深を測ろうとしたら、2回ヒットしたことがありました。なお、ゴム張りガン玉は、新品だと銀色に光っているので、マジックで黒に塗りつぶします。

タモ        

60cmオーバーに備えて、60cm枠のものを使っていたが(笑)、テトラの邪魔になったので50cm枠に変えた。タモの柄は、短めのを使っている。10本継ぎなので「タモの出」が悪くなりがちなのでコマめな手入れが必要であるが、ほとんど、やっていない。

ウエッダー、ウエットスーツ、タイヤのチューブ、ライフジャッケット

ウエッダーを履いて、離岸テトラへ行くとき、もう少しで行けそうなんだけどと、あきらめた人が多いはず。寺泊から柏崎方面で晩秋から春に掛けて流行っている釣り方が下ウエッダー上ドライスーツといういでたちでタイヤのチューブを使い、泳いで渡るやり方だ。根性いるようにみえるが割と楽。波高でもボートのように流されることがなく、安全である。ただ、万が一のことを考えて泳ぐ距離は10mまでとし、水深のある所は止めた方が良い。また、テトラに乗るとき、少し苦労する。新潟市では、この方法で渡れそうな所は、2,3箇所ぐらいしかない。(水深があるから)寺泊から柏崎に掛けては浅場のテトラ帯が多く、渡りやすい。ライフジャッケットは、常に必需品である。

ズーム竿の作り方

補修糸2cmくらい巻き付け、ウレタンを薄く塗る。ウレタンは、1日で乾く。しかし、私は、目標の厚さになるまで10回以上、重ね塗りをしなければならなかった。竿尻の直径を計り、それにあったゴムホースを下から入れ、固定して出来上がり。タイヤは、荷物を入れられるようにネットを中に張った。                

 

                                   エサの落とし方

 アタリは、待っていても出にくい。落ちていく間か、着底した瞬間である。つまり、チヌは上からエサが落ちてくることを感じ、エサの方へ近づくことが多いのではないかと考える。しかも、今までの経験上、あまり、誘っても食ってこないことが多い。よって、よりたくさんの場所へ(つまり、食い気のある奴のそばに)エサを落とし込むことが釣果の鍵である。

 オモリの選択であるが、私はテトラ帯ですることが多いので、ピンポイントを狙うことが多い。よって、ウネリなどでポイントから離れないようにオモリを選ぶ。つまり、狙ったポイントにエサが届くオモリだ。重いときで、6Bを2つ付けることもある。 イガイ以外は糸フケを作って落とすことが基本であるが、大オモリを付けるときは、狙うタナによりラインを張って落とすこともある。イガイは回転防止のため、ラインを張りながら落とすことがある。

 

チヌの居るポイント

テトラ際    

まずは、基本です。落とし込みマシーンになりましょう。テトラの崩れなど、変化を見逃さないように。

テトラの穴

澄んでいるときに有効だといわれているが、私はあまりやらない。やるとしたら、ハリスを短くし(40CM)、根ずれによるバラシを少なくする。あまり、深い穴はだせないのではないか?

サラシの中

濁りが無くとも、居る確率がある。上層に浮くことが多いので、ラインを張りながら落とす。

流れがぶつかっている障害物の裏側

     波が真正面から来る時           波が横から来る時

沈みテトラの外側など 向こう側から見えない、または、ウネリがあり、エサがよく流れてくるなど理由から居る確率が高い。

流れがぶつかって浅場のカケアガリを形成しているところ

波が高いと潮がぬけ、内側にもヒットチャンスが・・・

エサがたまりやすい。沖テトラの両端内側など、上記の条件も満たされているので、確率が高い。

 

盛期は浮いていることが多いので、中層を意識する。ただ、オモリが重いとエサを底まで追っかけ、止まった時点で食うのではないかと考える。

エサの選択

エサの選択は昔は、悩まなかった。カニ1本でやっていたからだ。水温10度でも、カニを見れば、チヌは食ってきたので、信頼して使っていた。実は、カニにこだわりがある。それは、ハリ外れの多さだ。その問題を解決するために年中、カニを使い、いろいろなアタリを楽しみ、そして、泣いてきた。けれども、利点が多い。底取りがしやすく、根掛かりが少ない。そして、チヌが食ったか外道が食ったか分かりやすいからだ。(歯型などで)また、チンサイズも釣れ、上唇に掛ける練習にもなる。アタリが多いゆえ、チヌの居る場所の把握、そして、エサ取りの状態を把握しやすい。また、新潟地方は、信濃川、阿賀野川と2つの大河川があり、地堤は、エサ取りが少ないように思えるので、カニが使いやすい状況にある。

 しかし、1999年度、スランプに陥った。カニのアタリにこだわっても、上達しない自分。しかも、濁りすぎた状態では、カニ自身では、アピール度が少なくなるようだ。そこで、考えを次のように改めた。12月〜3月という寒い時期、ボウズは辛い。しかも、美味い季節でもある。4月も場所によっては、エサ取りが少なそうだが、ノッコミはあまり、持ち帰るな!おいしくもないという理由で腕をみがく時期とした。

  12月〜3月 4月〜11月
エサ取りが居ない時 柔らかいエサ(ジンガサ) カニ
エサ取りが気にならない時 カニ カニ、タナ狙いではイガイ
エサ取りが気になる時 イガイ、カニ イガイ

もちろん、エサ取りの多さ、濁り方等によって、カニ、イガイの大きさを変える。カニは小さいものがカイズハリにマッチしていると思うが、濁りが入れば、甲羅幅2CM以上を使って、アピール度を持たせる。イガイはカニに比べ、落ち方をコントロールしやすいのでピンポイント狙いにうってつけである。特に中層の際狙いではエサ取り関係無しにイガイの方が攻めやすい。新潟地方は、イガイの採集できるところが限られていて、そこまで行くのが面倒なので、使いにくい。

カニ大・・・甲羅幅2CM以上                 イガイ大・・・4CM以上

カニ中・・・親指の先くらい(1.5cm前後)          イガイ中・・・1.5CM〜4CM

カニ小・・・中指の爪くらい(1cm前後)            ダンゴ・・・稚貝をダンゴに付けること

カニの種類

地カニ・・・現地で捕まえた甲羅の柔らかいカニのこと。足を大きく広げて、泳ぎながら落ちるので扱いにくいが、それが、また、食いを起こさせるのではないか?

岩カニ・・・釣具店に売っていて丈夫なカニ。甲羅が硬く、カイズハリでは、負けてしまうこともある。ハサミが大きいオスを買うべし。なお、たくさん、天然ものが採れる場所があるが、型が小さい。

ヒライソガニ・・・釣具店に売っている。岩カニに比べて、弱いので、それしか無いときは買う。ハサミが大きいのが特徴。死んだら、すぐに、カニ桶から出した方が良い。

防潮カニ・・・釣具店にて売っている。まだら模様で、甲羅が硬い。普段は元気一杯なのだが、ハリを刺すと途端に弱くなるので、私はあまり好まない。

死んだカニ・・・とっておく。フグのアタリかどうか分からないとき、イガイが入手できなかったときなど、使う。食いには、あまり、関係ないようだ。あとは、気持ちの問題。(多少はあるんだろうな。)

冷凍カニ・・・自宅で飼育しているカニが死んだ場合、冷凍にして保存する。真冬、釣具店でカニが入手できないときに使う。死んでいても十分食ってくる。なお、腐っていくと臭いがかなり出る。濁りの強いときに使用できないか模索中である。

 

エサのこだわり

私は、エサには多少こだわりがある。それは、イガイ、固めのカニが好きなことである。食い込みのよい柔らかいエサの方がバラシが少なく、釣りやすそうかもしれないが、この釣り方に、はまったのは、ハリハズレによる「バラシ」の多さであった。これを問題解決することが、私の黒鯛釣りの目標にもなっているのである。

そこで、イガイ・固めのカニの良さを考えてみよう

○今までハリを1回も飲み込まれたことがないのでリリースしやすい。
○エサ捕りに悩まされることはない。(カニがダメならばイガイ、イガイも大きくしていけば大丈夫)
○安い
○黒鯛のアタリだと断定しやすい。(潰されるなど)

ちなみにオキアミ、虫類など柔らかいエサの良さとは・・・

○遅いアワセでハリ外れが少ない。
○美味しい外道が掛かる。

 

真冬の新潟地方は、地テトラでは、かなりエサ捕りが少なくなるときもある。濁りや海水温の変動に大きく左右することもあると思う。しかし、浅場は、サラシなども残るせいか、フグの活性はかなり高い。離岸は、真冬でもエサ捕りの巣窟となっているのが現状である。しかし、濁りがきつすぎるとカニやイガイよりも臭いのきついエサに反応しやすいときが出てくる。そのような時に柔らかいエサは武器となるだろう。しかし、そのためにわざわざ、釣具店で調達するのは面倒であり、お金も無駄になることが多い。そういった面からも、テトラに必ず着いているジンガサという貝は特攻エサと言えるのではないか。以前、真冬にチヌが釣れた時、胃袋の中に硬い殻ごとたくさん入っていたことがあった。ただ、底荒れが厳しい状況では、根掛かりが多くなるので気をつけなければならない。

過去、ジンガサで試した釣行日    

    2002年1月20日     2002年1月26日


えさの保存法

水を循環させる装置があると便利だが、我が家はアパートであるがゆえ、狭く、小さな子供も居るので、できれば使いたくない。釣り現場でイガイが採集できない場所が多く、釣具店で気に入ったカニの大きさが無いときがよくある。いつも自分の気に入った大きさのカニやイガイが使える状況にしたい。また、残ったエサを捨てることなく、経済的ではないか。

 

イガイ

今までイガイの保存の仕方について試行錯誤してきた。冷凍にすると貝の口が開いてしまう。毎日、水換えをするのは大変であり、少しでも水が汚れるとあっという間にに他のイガイまで死んでしまう。そこで、単純に海水を入れずに冷蔵庫の中に保存しておくことにした。すると、生きているではありませんか。そこで、発砲スチロールの箱にイガイを入れ、その上から海水で浸したタオルをかける方法で、海水の蒸発を防ぎ、常に湿り気がある状態にして、長期保存の可能性を模索している。ただし、3日に1回ぐらいは、様子を見るのが望ましい。

 

岩カニ、ヒライソカニ  防潮カニ

発砲スチロールの箱の中に海水を少し入れ、古布など入れて、住処を作る。エサは基本的にはやらない。水が汚れる原因となるので、弱ったカニが食べられる状態にするか、柔らかめのイガイの殻を入れておくといい。カニの密度にもよるが、1週間に1度くらいは、水換えをするとベストであるが、3週間ぐらい水換えしていなくとも、元気に生きている。ただし、カニが死ぬと水が腐る原因になるので、やはり、こまめに見た方がいいだろう。水換さえしていれば、半年以上生きることは、確かだ。

 

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