釣り場紹介

黒鯛は、堤防やテトラ周りなどに居着いている魚である。青物と違って回遊する距離が短いので、いつでも、釣れるといってよいだろう。しかし、水が澄み始めると、テトラの中などに入りこみ、釣り辛くなる。よって、条件別に新潟の釣り場を紹介していきたい。

       

 

新潟県の地図          新潟市の地図

 

凪の場合(波高0.5m以下)

新潟は、砂浜、大河川が2本もあるので、海の透明度は低い。それでも、やはり、厳しいなあ。やはり、河口有利。

東港
西突堤
ヘチ釣りにて上・中層のチヌを狙う。水深がある(8mから12m)ので底狙いも可。特に先端斜路はその構造から釣り人が死角になり、ベタ凪、スケスケでも釣果を望める。大型の実績が高い。上・中層はエサ取りが少ないが、コントロールをつけやすいイガイが有利。上・中層の盛期は6月〜9月までである。
関屋分水 大型の割合が高い。青山側、関屋側両方実績あり。長い縦堤があり、98年には、爆釣した。青山側は、季節によって水深が大きく変わる。98年秋には4mあったが、冬には1mになった。私の基本的なホームグラウンドである。ここ3年間、50オーバーをとっていない常連は、私だけだろう。       
西港 西堤の川筋テトラは、水深1m〜8mぐらい入る。穴では取れないので、中層、浅場狙い。条件によるがテトラ際を3mぐらいまで落とす。時には、水深50cmぐらいで食ってくる。1番上流のテトラ帯でもよく当たる。波気が出れば、場所は狭いが、新突堤との海峡を狙う。海峡は8月以降はエサ取りが多いのでカラス貝が必要だが、川筋はエサ取りが少ない。
直江津港関川河口 直江津港西堤の入り口。水深が1m無いところだが、関川のおかげで常に濁りが望める。たまに、嬉しい外道のサンバが掛かる。なお、ここらへん西堤を歩き進むと落とし込みもできる。あまり、攻められていないらしい。なお、関川は水銀が若干流れており、港内、河口のチヌはあまり持ち帰れないのが残念。(河口では、多少の漁獲制限がある。青物など回遊魚は心配無し。ただし、サンバソウは大丈夫だろう。)
新川河口 河口なので常に濁りが入っている。5,6回釣行したことがあるが、何故か?サイズが小さい。平均サイズは、20〜25cm。私の最高も29cm。しかし、数上がるので練習の場所としては、良い。常連の人も大きいのは時々しか釣れないという。水深1m〜5mぐらい。数釣れるときは、浅場ねらい。川の流れで淀みができている所が狙いやすい。現在、離岸になり、ポイントが左岸に限られる。

波気がある場合(波高0.5m〜1m)

新潟は、天気が安定していると午後から北風になりやすい。遠浅の砂浜が最高。他の場所より、1mぐらい波が高くなる。

島見浜 縦堤テトラである。遠浅のせいか、波が高くなりやすい。水深が季節により4mぐらい変わる時がある。最近、新堤防のせいで砂の堆積が進んでいる。今年はできるだろうか不安。水深が1mあれば、やる価値あり。
新潟西海岸 離岸テトラなのでゴムボートが必要。スレテなく、場荒れもしていない。水深は1.5m〜2mであるが、頭を出したテトラが10m以上沖に張り出しているため、竿下を探っていく穴釣りスタイルである。ハリスは3号以上が必要。スリリングなやりとりが楽しめるが、半分以上根ズレを覚悟した方が良いだろう。しかも、川水が回らないと厳しく、更に波高が1mを超えるとテトラが低く乗れないので、条件が合う日はそうない。良い条件かな?と渡ってみても、波がある割には、ベタ透けということがあり、本当に条件しだいである。
東港湾内 イガイが着いている場所がポイント。年によって着く場所に違いがある。風が当たって、川の濁りが回っている時が良い。外海が凪で澄んでいるときでも、意外に濁りがある場所がある。ちなみに私の自己記録は午後から北風が吹き出し、仕事帰り夕方、湾内の濁りが気になってやってみてゲットしたものだ。西堤入り口内側である。立ち入り禁止の場所があるので注意。湾内のチヌは、汚染の影響を考えてリリースすることが望ましい。
臨港裏 信濃川河口の東側に位置し、濁りが望めやすい。水深もあるところもあり、チヌの魚影はかなり濃い。火力発電所の温排水の影響で激寒期、居付きが釣れやすい。西港西突堤に守られているので西向きの波に強い。

波高1m〜2m

どこでも釣れるでしょう。ただ、波高に注意して竿を出しやすい場所を探そう。着生物がたくさん着いている所が良い。

寺泊〜大崎 岸に対する離岸テトラ帯の角度が一様でないためか、波高でも、探せば、渡れるテトラ帯がある。波が高すぎる場合は、両端の内側、サラシになっている部分を攻める。水深が1m〜3mぐらいで砂底なので、濁りも出やすく釣りやすい。中型の数釣りが可能。波高が今1つの場合は、川の流れ込みの近くでチャレンジ。
新潟北海岸 水深があり、どん底では取り込みに苦労するが、魚影は濃く、大型も多く潜んでいる。エサ捕りが多いので夏以降は、イガイが必需品。
   

波高2m以上(波浪注意報)

新潟は、離岸テトラの内側にさらにテトラが入っている所が多くあります。海が荒れると思わぬ大型が地テトラに回遊してきます。

 

東港タンク裏 タンク裏は水深1.5mから6m。西堤付け根と島見側が浅く、釣りやすい。深場では、沈みテトラが多く入っているので中層狙いが有望だ。西堤付け根は、外海が荒れると大型黒鯛が避難してくる。濁り方が各場所で違うので、どの場所でアタリがあるか、広範囲を探るべし。
金衛町〜日和山 波高に強い。私もまだ、あまり攻めていない場所が多い。沖テトラに波がぶつかり、サラシになっている部分を超前で攻めるのが有効な手段だ。

激寒期(水温10℃以下)

新潟は、居着きが存在するが、さすがに口を使わなくなるようだ。ここは、パラダイス。年中、チヌを狙おう。

東港排水溝 流れによって、えさがたまっている場所を探すので超前も有効。排水の脇は、際がポイント。水深も場所によって2m〜6mぐらいあるのでアタリが無かったら広範囲を探ると良い。外海が浪高だとかなりの確率で望める。ただし、西風から北風に変わると波が高くなるので注意が必要。
   

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